アロサウルス (1)

 イベントなどで『どうやって作るのですか?』と質問されることがあります。
 DINOSAURSコレクションやWINGコレクションはロストワックスで原型を作っています。
 ここではロストワックスでの原型製作の様子を紹介します。

 アロサウルス アロサウルス アロサウルス
はじめに資料を集めます。骨格図や専門書、時には博物館などでよく観察し写真を沢山撮ってきて、それらを元に下書きをします。 このアロサウルスは林原コレクションのレプリカと、実物化石をメインにしています。 アロサウルスは他の恐竜ヘッドよりも大きく作ろうと決めていたので、 大きめに切ったワックス(ハードワックス)にラインを描き、 大まかに(でも割れないように気をつけながら)切り落とします。
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上下の面にも目安となるラインを描いたら、いよいよ削ります。
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デザインナイフやケガキコンパスなどを使って、資料を確認しつつどんどん彫ります。
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割れないよう慎重に削って、表面を滑らかにします。 これで表面がほぼ出来上がりました。
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資料を見つつ中のほうを削ります。なかなか複雑な形なので資料を良く確認して慎重に慎重に・・・
 アロサウルス アロサウルス
かなり形が出来てきました。首の骨がつながる部分も削りだします。
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口の内側部分も細かく彫り込んで、鼻の穴とその奥も彫り貫いていきます。
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資料と見比べて確認しつつ、紙ヤスリで表面を滑らかにしていきます。内側の部分もできるだけ滑らかにします。 ここで手を抜くと鋳造の上がりが悪くなってしまい綺麗なラインが出なくなるので、 細部までしっかりと作り込みます。

アロサウルス(2)へ続く
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